Coupe du Monde, une référence incontournable
パティシエ・コンクールの最高峰

「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、1989年にM.O.F.(フランス最優秀職人章)の称号をもつガブリエル・パイアソン氏とヴァローナによって設立された世界を代表するパティスリーのコンクールです。
記念すべき第一回目のコンクールではオーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フランス、イタリア、メキシコ、オランダ、ポルトガル、スペイン、アメリカ、そして日本の12カ国が選出され幕を開けました。


今日では、50を超える国で予選が実施され、各大陸予選を勝ち抜いた世界22カ国のパティシエたちがその腕を競う最高峰の場として広く知られています。その競技内容は、飴細工、チョコレート細工、氷彫刻、そしてシェア・デザート、レストラン・デザート、フローズン・デザート、フローズン・ロリポップという、パティシエの技能、英知が発揮されるすべての項目を網羅し、世界を代表するパティシエによって厳正な審査が行われます。並はずれたレベルのペストリーはもちろん、その会場や雰囲気が大会を特別なものにしています。

熱気ある会場で観客の前で繰り広げられる競技は、製菓の枠を超えてパティシエによる壮大なショーとなり、年々、さらに多くの国際的なメディアに取り上げられ、多くのプロフェッショナルのパートナーを増やしています。

Tremplin vers un parcours professionnel d’exception
パティシエという仕事の真の価値、その証

日本はもちろん、世界で活躍するシェフの多くが、このコンクールからはばたいているという事実は、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の歴史が語るところです。
技術を競うこと以上に、この大会を通じて、参加者が得る多くのものこそ、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の真髄であり、チームワークを重んじる採点も、その意思を反映しています。

Gabriel Paillasson
ガブリエル・パイアソン

Co-fondateur de la Coupe du Monde de la Pâtisserie, Meilleur ouvrier pâtissier de France
クープ・デュ・モンド大会創設者、M.O.F.フランス最優秀職人

1947年生まれ。
ロワール渓谷にあるフランスの町“フール”で織工職人の息子として幼少期を過ごす。14歳になった氏は、「アンリ・アンベール」の店でパティシエとして歩み始める。

1964年、CAPプロフェッショナルのペストリー免状を取得後、リヨンにある数軒パティスリーで修行を積む。のちに、リヨン郊外の“サン・フォン”に自身の店を構える。数々の実績を世界中から賞賛される現在も、原点であるこの地でパティシエとしての仕事を続けている。

1972年、精力的に取り組み続ける氏の活動は、M.O.F.(フランス最優秀職人/Meilleur Ouvrier de France)ペストリー部門を受勲するという輝かしい結果へと繋がってゆく。一度受勲することも大変な才能と努力を要するにも関わらず、氏は1976年、氷菓部門においても。M.O.F.受勲している。二部門にわたってM.O.F.を受勲するという偉業を20代で成し遂げる者は今も居らず、彼の冠たるゆえんである。

以降、自身の活動と次世代への教育を続ける氏は、より一層活動の幅を広げてゆく。

1976年より、ローヌ地方にある、製菓や氷菓など多くのプロフェッショナル協会の代表を務める。

1982年、当年の最優秀シェフのトロフィーを獲得。その二年後には、それまでも優勝し続けていた料理と製菓の国際大会(フランクフルト)では、1984年に7回目となる優勝を成し遂げている。

1997年より、デザート部門のM.O.F.(フランス最高職人協会)の会長を務める。

1999年にはアイスクリーム職人協会の会長、デザート・菓子のフランス国立連盟の会長にも選出される。功績が認められ、2004年と2007年にも再選している。氏は、経済社会環境評議会の職人部門の会長でもあり、CGAD (小売食品、外食産業の専門職協会)に属し、UPA(プロフェッショナル職人協会)の副会長である。

パイアソン氏はクープ・デュ・モンドのほか、数々の国際大会の会長ならびに創設者である。次世代の教育に力を入れ、人を育てる才能は氏へ師事したスタッフの華々しい活躍をみるとよくわかる。氏に師事した23人のパティシエのうち、二名はM.O.F.を受勲している。また、彼はフランス国内だけでなく世界中からスタジエ(実習生)を迎えており、その中からも37人がM.O.F.を取得している。また、氏自身も数々の賞を受賞しており、フランス国内外で60の金メダル、13のグランプリを含め、300以上もの国際的な賞を受けている。

また、パイアソン氏は、製菓活動での功績を称賛されるだけではなく、国家からその活動を讃えられている。
1994年、フランスの名誉勲章である芸術文化勲章「レジオン・ドヌール (L'ordre national de la légion d'honneur)」を受勲。
1999年、フランス教育功労章「パルム・アカデミック(Palmes Academiques)」の役員に選出されている。
2002年、フランスの功労賞「オーダー・ オブ・メリット(l'Ordre du Mérite)」を叙勲したことで、役員の地位を授与されている。

Pierre Herme
ピエール・エルメ

Président de la Coupe du Monde de la Pâtisserie
クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 会長

1961年生まれ。アルザスのパティシエの家系に生まれ、14歳のときガストン・ルノートルの元で修業に入りパティシエとして歩み始める。その鬼才ぶりは世界的に認められ、ヴォーグ誌から“パティスリー界のピカソ”と称賛された。
1986年、26歳にしてFAUCHON(フォション)のシェフパティシエに就任。
1998年、自身のブランド「ピエール・エルメ・パリ」をホテルニューオータニ内に初出店。
1999年、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーのフランスチームの団長として優勝をもたらす。
2001年、パリのボナパルト通りにもブティックをオープン
2007年、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受章
2016年 「世界のベストレストラン 50」で「世界の最優秀パティシエ賞」を受賞

現在、コルベール委員会に所属するほか、国際的なプロ菓子職人協会「ルレ・デセール」の副会長、2019年9月以降、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の会長として製菓業界の発展に努めている。

VALRHONA
ヴァローナ

Partenaire officiel co-fondateur de la Coupe du Monde de la Pâtisserie
オフィシャル創設パートナー

ヴァローナは、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーのオフィシャル創設パートナーであると同時に、日本国内でも実行委員会の一員としてクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーの発展の為にリードしていきます。